自分で使うことがなくても、受け取ったメールに絵文字が使われていると、意味が分からなくて困ることがある。
そのため、外字フォントを利用して絵文字を表示する方法が編み出されており、私もその方法で絵文字を表示できるようにしている。
見づらい絵文字もあるが、使っていて支障はない。問題は入力である。
絵文字を外字フォントとして使っているので、外字をIME辞書に登録しておいて、変換候補に出てくるようにして入力するのだが、これが非常に使いにくい。
そこで、一般の携帯電話のように、絵文字が並んでいる画面から選べるように工夫してみた。
まずは、絵文字の表示からだ。
「Pocketの手」のインストール
設定に使う「Pocketの手」をインストールする。ダウンロードしたPocketHand-182b.zipに含まれるファイルを、\Program Filesの下にフォルダを作ってコピーする。(別に好きなところでかまわない)
外字フォントのインストール
「ボビーのデジモノ日記」さんのとこで、絵文字の外字フォントを公開してくださっているので、ダウンロード。sbemoji.zipに含まれる「EUDC.TTE」を\Windowsフォルダにコピーする。
先ほどコピーしたPocketHand.exeを実行して、メニュー - フォント - フォントから、「外字ファイルを指定する」をチェックする。
参照ボタンを押して、先ほどコピーした外字ファイル(\Windows\EUDC.TTE)を指定する。
設定を保存して終了してソフトリセット(電源長押しで終了、電源オンでもいい)すると、絵文字の表示ができるようになる。
次に、絵文字の入力。
「MCHAR」のインストール
「MCHAR」をインストールする。ダウンロードしたMCHAR130-1.lzhに含まれるファイルを、\Program Filesの下にフォルダを作ってコピーする。
絵文字用の設定ファイルを上書き
絵文字用の設定ファイルを作ったので、mchar.chrファイルをダウンロード(右クリックから「対象をファイルに保存」)して、インストールしたフォルダに上書きコピーする。
これでMCHAR.exeを実行すると絵文字一覧が表示されるので、そこから絵文字を選択すれば入力できるようになる。
実際に使うときには、MCHARの起動をハードウェアボタンに割り当てておくと便利だ。
PQzIIなどのボタン割り当てができるアプリケーションを使うと、より柔軟に割り当てができるのでお勧めする。
X01HTで絵文字を使えるように試行錯誤された先人の方々や、便利なソフトウェアを公開されている方々に感謝である。