2006年05月31日

YouTubeにダウンロードリンクを追加するGreasemonkeyが動かないので作ってみた

最近、YouTubeという動画配信サイトが話題になっている。日本からの訪問者数が200万人を突破したという調査結果もあり、今後も注目のサービスである。

YouTubeはflv形式の動画をストリーミング配信する仕組みなのだが、何度も観たいものは保存しておきたいと思うときがある。
そういうときに便利なのがYouTubeにダウンロードリンクを追加するGreasemonkeyなのだが、YouTubeの仕様変更があったため、現時点で動作するものがなかなか見つからなかった。

しばらく探してみると、ブックマークレットでは動作するものが見つかったので、それを参考に作成してみた。

https://yadorigi.up.seesaa.net/script/saveyoutubeasfile.user.js
(2006/11/6) 動作しなくなっていたので更新。

Save to Fileリンクが追加

動画の部分の下に「Save to Favorites」、「Add to Groups」などのリンクが並んでいるが、その上に「Save as File」のリンクが追加されるようになる。

同様の機能を持つ他のGreasemonkeyと比べてダウンロードリンクが地味になっているが、これは私の好みの問題である =)
posted by cuckoo at 13:12 | Comment(7) | TrackBack(4) | 雑記

2006年05月29日

PlaggerでAmazonアソシエイトの注文レポートを送る

※このエントリで紹介しているパッチはすでに不要になっているので注意。

Plaggerでは、プラグインの Plagger::Plugin::CustomFeed::AmazonAssociateReportJPを使うと、Amazonのアソシエイトレポートの情報を扱える。このプラグインでは、現四半期の売上、昨日の売上レポート、昨日の売上合計レポートが対象になっている。
このblogでもAmazonアソシエイトは導入しているのだが、売れたためしがないので売り上げレポートを見ても楽しくない。
普段は、注文レポートの「クリックのみで注文のない商品」のリストを見るくらいだが、Plaggerのプラグインには、注文レポートの情報は含まれない。ふと、しげふみメモさんのところで、Plaggerで注文レポートが見れたらなあと書かれていたのも思い出したので、パッチを当ててみた。


--- AmazonAssociateReportJP.org Fri Mar 31 20:58:50 2006
+++ AmazonAssociateReportJP.pm Mon May 29 13:38:51 2006
@@ -44,6 +44,13 @@
$earnings_entry->body( $mech->earnings_html);
$feed->add_entry($earnings_entry);

+ my $orders_entry = Plagger::Entry->new;
+ $orders_entry->title('注文レポート');
+ $orders_entry->link('https://associates.amazon.co.jp/gp/associates/network/reports/report.html');
+ $orders_entry->date( Plagger::Date->now() );
+ $orders_entry->body( $mech->orders_html);
+ $feed->add_entry($orders_entry);
+
$context->update->add($feed);
}

@@ -102,6 +109,21 @@
$html = $1;
}
if ($content =~ m!(<table class="earningsReportSummary">.*?</table>)!is) {
+ $html .= $1;
+ }
+ return $html;
+}
+
+sub orders_html {
+ my $self = shift;
+ my $html;
+ $self->mech->follow_link(url_regex => qr/report\.html.*?ordersReport/);
+ $self->mech->submit_form(form_number => 8);
+ my $content = $self->mech->content;
+ if ($content =~ m!(<table class="report" id="ordersReport">.*?</table>)!is) {
+ $html = $1;
+ }
+ if ($content =~ m!(<table class="ordersReportSummary">.*?</table>)!is) {
$html .= $1;
}
return $html;


これでAmazonアソシエイト・セントラルにログインすることは、ほとんどないかも。


2006/10/2 追記。

だいぶ前の話になってしまうのだが、このパッチは改良されて正式に取り込まれたため必要なくなった。
posted by cuckoo at 13:10 | Comment(2) | TrackBack(1) | plagger

2006年05月25日

ストレスフリーに仕事をするには週次レビューはかかせない

日頃、GTDを実践している人なら、購入リストから外せない本が出版されていたので、さっそく買ってきた。

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド・アレン 田口 元
4576060732


この本は、GTDの提唱者でもあるデビッド・アレンの新著で、GTDがなぜうまくいくのかをテーマに52のコラムの形式で書かれている。GTDをすでに実践している人にとっても、さらに効果的にするためのヒントがちりばめられている。

普通にレビューを書くのは、他の方々にお任せするとして、この本を読んでいて気になったことについて書きたい。気になっていたこととは、「レビューが大切」だと、何度も何度も、デジャヴを感じるくらい出てきたことである。

せっかくなので検証してみることにする。
この本には52のコラムがあるので、そのうち、週次レビューやリストの見直しについてふれているものを数えてみた。

なんと14のコラムに書かれていた。全体の約27%である。

GTDをうまく実践するには、週次レビューはなくてはならないものだということなのだろう。確かにレビューをサボるとうまく回らなくなる。

思わぬ形で、週次レビューは大事だと再確認できた。
posted by cuckoo at 18:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌

2006年05月15日

「origami」プロジェクトはMOLESKINEを見習ってほしい

丸善 丸の内本店に行く用事があったので、MOLESKINE(モレスキン)の手帳を物色してきた。この手帳は、黒字の表紙に黒いゴムバンドという一見地味なものだが、手帳に求められる実用性を見事に満たしている。
例えば、汚れや水を簡単にふき取れるように撥水加工したオイルクロス製の表紙。開きを良くするために、糸綴じ製本を採用。ポケットからの出し入れで引っかからないように、手帳の見開き側の両角はかなり丸く落としてある。
当然、コストが上がってしまうのだが、その代償として納得のいく理由がある。

その機能美に感銘を受けた余韻を残しながら、フロアを移動していると、ふと「Origami」の文字が目に入った。近づいてみると、Microsoftの「Origami」プロジェクトのコンセプトで作られた「Smart Caddie」という製品を紹介していた。

「Origami」プロジェクトの話は知っていたが、libretto U100を購入後だったので、あまり情報収集もしていなかった。買う気は全くないのだが、折角なので触ってみることにした。あまり時間がなかったので、正確な情報ではないものも混じっているだろうし、主観なので、感想自体は話半分に読んでほしい。

手にとって見てまず思ったことは、「大きい」と「重い」ということだ。サイズが228x146x25.1mmで重量が880gあるということなので、PDAのように気楽に持ち運んだり、立ったまま長時間触るのはつらい。基本的にはタブレットPCなので、タッチペンか指で画面に触るのだが、片手で860gを長時間支えるのは、筋力トレーニングの域なのではと思ってしまった =p

目新しいものとしては、ソフトウェアキーボードであるダイヤルキーという扇形に表示されるQWERTY配列のキーボードがある。見た目はとてもいい感じで、配置も親指で押すのには適しているようにみえる。しかし、タッチパネルの反応が、ある程度細いものにしか反応しないようで、指の腹だとほぼ無反応だった。仕方がないので爪を立てる感じでタッチするのだが、両手持ちで支えているのに、親指を立てて入力するのは、指が攣ってもおかしくない。
また、このダイヤルキーを呼び出すハードウェアキーがなく、タスクトレイの小さなアイコンをタップしなくてはいけないのは問題がある。このキーボードは、画面の三分の一程度を覆ってしまうので、オン、オフは頻度が高い操作になるはずだ。

その他にも持ち運んでいる状態(電源OFFや休止状態など)から使える状態になる時間が長いことや、バッテリーの持続時間が最長2時間半程度と短いなど、不満のほうが勝ってしまう印象だった。「ついつい気軽に使ってしまう」というには手軽さが足りない。

移動中にというよりは、部屋の中やオフィスで座った状態で、ひざの上において使うということだろうか。何でもできるPCの代わりとして、この製品を見ると不満点が目立ち、ある機能にしても、あと一歩と感じることが多い。なによりもこの製品を使って、何をして欲しいのかが伝わってこなかった。

「Origami」プロジェクトの開発コードネームの由来は、「日本の折り紙のように、なんにでも形を変える」ということかららしいが、今成功している製品というのは、特定の機能に特化して、余計な機能を省く代わりに、どうやって使うのかや、ライフスタイルまで提案しているものが多い。

冒頭で紹介したMOLESKINEも、手帳として必要最低限の機能性があるだけで、決して多機能ではない。必須でないものは全て落とす代わりに、必要な部分には細部までかなりの「こだわり」が感じられる。作っている側が、この手帳を使う人の姿をはっきり見ているからこそ、その「こだわり」が生まれ、使う側も身近なものとして共感できる。

「Origami」プロジェクトには、是非、MOLESKINEを見習って、「なんにでも使える」ではなく、「こだわり」を感じて、納得できるものを生み出して欲しい。
posted by cuckoo at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2006年05月10日

「ポケット一つ原則」のためのPlagger

Plaggerを使い出してから、情報をGmailに集めて読むようになった。今、Gmailに送っている情報は、mixi、bloglines、「あとで読む」のタグ付けをしたdel.icio.usのブックマーク、プロバイダのメールなどである。
これは、自分が日々チェックする情報のほぼ全てを、Plaggerで集めていることになる。今度は、Amazonのアソシエイトレポートを送ろうかとも思っていたりする =)

なぜここまで情報を集めようとするのか考えてみると、情報を一箇所にまとめることは、「ポケット一つ原則」に従っていることになるからだと気づいた。ちなみに、GTDや多くの整理法にも、この考え方が共通点として見られる。

「ポケット一つ原則」を初めて知ったのは、『「超」整理法』を読んだときだったと思う。これは、置き場所を一箇所に限定することによって、「存在定理」を証明しておくというものである。簡単に言うと、目的のものが必ず一箇所にある(存在が保証されている)ようにすることで、他の場所を見る必要がなくなるということである。

この原則に従って情報をまとめていると、Gmailさえ見ておけばいいので、安心感が違う。RSSリーダーさえ使っていなかったときは、普段見ているblogやWebページを見てまわり、全部見終わっても、「なにか見逃しているのではないか」という不安感が残っていた。そのため、仕事中にググる必要があったりすると、思わず余計な情報収集してしまい、集中が切れてしまうことがよくあった。
集中が切れてから、また、集中するには15分から30分くらいはかかるそうなので、相当なロスだったはずだ。

また、同じ操作で一気に情報を読めるため、効率もいい。Gmailでは、メールを表示しているときに「k」キーを押すと、次のメールを表示できる。メールの件名と本文の前半部分を見ながらどんどん切り替えて、興味を引く内容があったら目を通す。これで、Plagger導入以前と比べると、かけていた時間が半分くらいに短縮できている感じがする。

私にとって、普段の情報収集に「ポケット一つ原則」が実現できるのは、Plaggerの大きな魅力である。
posted by cuckoo at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | lifehacks

2006年05月02日

GTDの最大の悩みどころ - 何を後回しにしていいのか?

GTDを実践していて一番難しいのは、何を「もしかしたら/いつかやる」にしていいのか判断する基準かもしれない。

大事なことでも急ぎでなければ、「もしかしたら/いつかやる」にしてしまっていないだろうか。

私はシステム開発をしているので、技術のトレンドは追っておいた方がいい。今ならAJAXやRailsあたりだろうか。言語としてはRubyなんかも触っておきたい。これらを触ってみることは重要ではあるが、実際の業務には絡まない技術であるため、急がなくてもいいかなと「後回し」にしてしまうことがある。

その代わりに雑多な急ぎの用事がアクションリストを埋めてしまう結果になる。「もしかしたら/いつかやる」にリストしたものが、アクションリストに移動することはあまりないし、移動したとしても手遅れなことが多い。

これは、意外と多いシチュエーションなのではないだろうか。

このあたりを改善するためにとても参考になっている書籍を紹介しておく。

7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則
スティーブン・R. コヴィー レベッカ・R. メリル A.ロジャー メリル
4906638112


優先度を決めるときには、「重要度」と「緊急度」という見方で考えると分かりやすい。

時間管理のマトリックス
時間管理のマトリックス

例えば、「技術のトレンドを追う」というのは、緊急ではないが重要なので第二領域にあたる。雑多な急ぎの用事のほとんどは、第三領域になる。
第一領域や第四領域にあたるものは、優先度をつけるのに戸惑うことはない。問題なのは、第二領域よりも第三領域のことを優先する傾向があるということだ。第三領域にあたるものをやらない訳にはいかないのだが、第二領域にあたるものを押しやってしまわないように気をつけた方がいい。

私の場合には、一週間にひとつは第三領域にあたる「緊急ではないけれど重要なもの」を、アクションリストに入れるように心がけている。

7つの習慣 最優先事項」の内容は、少し「理想論すぎ」かなという印象も受けたりするのだが、参考になることが多いので興味を持った方にはお勧めしておく。
posted by cuckoo at 19:36 | Comment(0) | TrackBack(1) | lifehacks
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